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一期一会とは

 昨日のお客様に 一期一会 という本当の意味を教えていただいた。

 一週間前に、お客様が初めて来店された日は寒い日でした。長火鉢で炭をおこして鉄瓶で湯を沸かしておりました。
 お酒を注文されたので、燗は鉄瓶の湯で自分にあわせてくださいとお願いをいたしました。
 その事が気に入ってくれたのか、次の日に直ぐ予約を入れてくれました。

 昨日がその予約日でした。友人お二人とお見えになり、お酒と天ぷらを注文されたのです。
 当店の酒は燗で美味しい「純米きもと 大七」 お通しは出汁まき卵、頃合を見計らって竹のこのにものでした。

 雨の日はお酒とそばが似あうのかご友人と話しが弾んでおりました。

 「そろそろ おそばを」と注文されました。
 三人でしたので、そばを二回に分けて茹で、皿に盛り付けお出ししました。

 それからがいけなかった。

 いつもの天もりですと、配膳にそば、そば汁、薬味、天ぷら、お通しが並び、このセットを一回で出すのですが、今回はばらばらに出したため、そば汁を出すのをボヤッとしていて忘れておりました。

 そばに箸が出ないので、早く食べなければ伸びてしまうのにと思って暖簾の影から様子を伺っておりました。

 妻が「そばつゆを出した?」と尋ねてきたのです。「あっ 出していない」 慌てて出した時は3分も過ぎておりました。

 このような失敗は初めてです。

 そばは三たてと言います。茹あげたそばを直ぐに食べていただく。これがそばを美味しくいただく食べ方ですよ。などと講釈を言っている自分が情けなくなってしまいました。

 お客様が召し上がりたいとゆう時にタイミングよく、最高の状態で出して召し上がっていただくのとが鉄則です。

 「美味しかったですよ」と帰られましたが私の心は恥ずかしさで一杯でした。

 一期一会とは何か。
 茶会に臨む際は、その機会を一生に一度のものとし心得て、主客ともに、誠意を尽くせといった事からきているという。

 ボヤッとして、そば汁を出さないでいるなど言語道断である。

 心配りを隅々まで行うこと。
 
 一期とは人が生まれて死ぬまでのこと。一会とは一つの会合を意味す。

 即ち、たかが一杯のそばと思うなかれ。このそばを食べていただくのは、心を込めて打ち、これが最後と思ってさしだす。

 こんなことを昨日はお客様より教えていただいた。

 
 

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