« 天の戸美稲 出羽桜桜花  | トップページ | 酒と酒の肴の関係 その2 »

酒と酒の肴の関係

 ワイン党でないので、普段はワインを飲まないが、例えば、肉料理を妻が作ってくれた時などは赤ワイン、魚のムニエルには白ワインが合うなーと単純に考えてワインを飲んでいた。
 欧米人は食べのにあわせてワインを飲む、日本人は食べもに合わせてお酒を飲む方は少ないように思うのだが・・・。食習慣の違いであろうか。
 従来、私は日本酒を一派一絡げにして考えていたのでこのような飲み方になったのであろう。
 最近でも、本醸造酒、純米酒、吟醸酒など微妙に味と香りが違うことを判断できずに、私のように「酔えばいいカー」と日本酒を飲む方が結構いる。

 このような習慣になってしまった理由の一つに戦後の日本酒の作り方に求めることが出来る。
 
 

 戦中から戦後30年代にかけて、米不足もあってか粗悪な日本酒が造られたのである。

 その頃に私は酒を覚えた。とても、この肴にこの酒が合うなどと考えながら飲んだ経験がない。
 この頃の日本酒と言うと二級酒、一級酒、特級酒などにランク別されていたが,いずれの酒もアルコールが添加されて、等級が上がるほど旨みを増すための糖類が加えられていたと言う。
 このような状況下で酒を覚えた私はおいしく食事をするための食前酒や食中酒としての日本酒という認識はなっかた。酔うために飲む酒であった。
 
 最近の日本酒離れの原因の一つにはこのような時代背景の中で起こっているのではないだろうか。

 昭和後半、本物の日本酒作りに小さな心ある蔵が取り組みだし、注目され、人気を博していた。

 平成4年に、級別制度が見直されて、全廃。美味しい日本酒が全国の蔵から出荷されてきたのはこの頃からである。

 長家に合う米作りも見直されて、五百万石、美山錦、山田錦や雄町と言う酒造好適米が注目され始めた。

 昭和の時代と違い、平成に入ってから日本酒は格段と美味しくなってきた。やっと日本酒も食文化の一端を担う顔を持つようになったように思う。

 料理にあわせて飲む。食事の流れの中で、この肴にあうのは、どの蔵元のどの種類の日本酒だろうかと選ぶことが楽しくなってきた。

 続く・・・・・

 

 

|

« 天の戸美稲 出羽桜桜花  | トップページ | 酒と酒の肴の関係 その2 »

蕎麦前」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 天の戸美稲 出羽桜桜花  | トップページ | 酒と酒の肴の関係 その2 »