蕎麦屋酒という本
最近、蕎麦屋酒(古川 修氏)という本を読んだ。帯に「舌だけでなく、知と五感をフルに使い、蕎麦と酒肴と酒を愉しむ」とあったので、思わず買ってしまった。
昼間、誰憚ることなく酒が飲める場所は蕎麦屋であるという。
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蕎麦屋酒 著者:古川 修 |
確かにそうである。昼間から、居酒屋とは行くまい。ラーメン店でも昼間からビールを飲んでいる人に会うが滅多にいない。
レストランはどうか。ビール党かワイン党ならお目にかかることも多いが、日本酒となると酒肴が合わない。
最近はソバ屋でお酒を飲んでの記事をブログなどでアップする方も増えつつあるようだ。よく訪れるブログに「蕎麦の散歩道」や「つれづれ蕎麦」がある。
もっとも、昔から蕎麦と日本酒はつきものである。
「神田まつや」などでは、昼下がり、蕎麦の前に一杯美味しそうにお酒を飲んでいる人を見かけるが、蕎麦屋酒が市民権を得ているのであろう。
日立にあるソバ屋では昼間から酒を飲んでいる方に滅多にお目にかかったことはないが、当店に来るお客様の中には、少数派ではあるが、お酒を注文する方がいる。
蕎麦屋にとっては嬉しいことである。「この方は蕎麦が分かっていらっしゃる」とつい思ってしまう。
勿論、お酒を飲まないからといって蕎麦の味が分からないという意味ではない。
シンプルな食べ物である蕎麦と蔵によって微妙に違う日本酒の味わい方がどうも似ているようだ。
蕎麦は「ヅ ヅー」と余り噛まずに手繰り込む。角の立った蕎麦は、この時喉を削ぐように感じられるものだ。これが喉越しがいいという。(うどんの喉越しとは違います)
同時に、鼻に抜ける仄かな香りを愉しむ。
太い蕎麦を噛んで愉しむこともある。山形の板蕎麦などはこの部類に属する。噛んで味と香りが出で来る。
酒を噛むようなことはないが、口に含み舌の上で転がすとその蔵の独特の旨味と香りがするものである。
また、酒も喉を通るとき、鼻から抜ける仄かな含み香を愉しむこともある。
確かに、この本の云うように「舌とだけでなく、知と五感をフルに使い、蕎麦と酒肴と酒を愉しむ」あるが、うなずける一文だ。
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コメント
たまに私も休みの時、昼間からそばがきで一杯やります。
一合ぐらいですが。
いいものですね。
投稿: そばがき | 2007年5月25日 (金) 10時10分
トラックバックありがとうございました。
蕎麦屋に入って酒が無いのは
本当に残念なものです。
お昼から酒を飲めるのは
これもなんと言っても
蕎麦屋の特権。
ありがたいですね。
投稿: 夢八 | 2007年5月25日 (金) 08時18分