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そば前 蕎麦屋の酒

そば前 蕎麦屋の酒
 当店でも、たまにそば前を所望する方がいる。純米酒を置いてある場合が多い。
 夏の間は、冷酒で出すので、特に問題はないのだが、秋から、冬にかけては、燗酒を望むお客様が増えてくる。
 燗酒にする場合、酒の種類は蔵によっても違いがあり、温度設定が難しくなる。
 
 最近の失敗談はある蔵の純米山廃をお燗して出したときである。燗酒を所望したお客さんに、この酒は燗をしたら、一層美味しくなるだろうと予測して出した。
 これが失敗の元。この酒ひね臭が強く出て、お客さんが飲み残してしまった。
 冷で飲んだときは、ひね臭もなく、山廃独特の香りと思っていたが、燗をするとこんなにも違うものかと愕然としたのである。
 やはり、一度は自分で試して飲んでおかなければいけないのだ。

 さて、ここに上げる酒三種は燗にしても美味しい酒である。

あずまみね 特別本醸造 元撰 火入れ
 岩手県 吾妻嶺酒造店
 アルコール分 16度以上17度未満 日本酒度 不明Cimg2501
 杜氏 佐藤正伍 
 ほんのりとした米の香りは控え目だが、程よい米の旨味を感じる。常温でもいけるが、これからはやはり燗が上手い酒だろう。
 殻元から出しているデーターが少なく、使用米や酵母の種類がわからない。
 しかし、何時飲んでも、飲み飽きしない酒であることは確かである。 さといもの田楽などの料理にぴったりな酒である。

阿部勘 特別本醸造 火入れ
宮城県 阿部勘酒造店
好適米 不明 精米歩合60%
 アルコール分 15度以上16度未満 日本酒度+2
 杜氏 平塚敏明 
 このお酒を口に含むと控えめではあるが吟醸香がすこしする。すっきりとした口当たりで、燗をすると、少し甘みを舌に感ずるが、飲みやすくなる。
 ひらめの刺身などで一杯が最高。

黒龍
福井県 
好適米 五百万石 精米歩合65%
アルコール分 15度以上16度未満 日本酒度 不明
杜氏 畑山 浩
 口に含んだ感じでは、あずまみねよりはすっきり感があり、阿部勘よりは米の旨みを生かした様に感ずる。
 飲みあきないうま口タイプのお酒と蔵元では紹介しているが、バランスのよい酒であることは確かだ。
 山のもの、海のものと料理を選ばない酒である。

 この酒の中で、一番癖がないといえば、阿部勘か。Kouryu

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コメント

 あすとろさん
 春から夏は冷、秋から冬には燗酒くぉ飲みます。
季節によって、酒の種類も変ります。
 お店ではそれほど酒は出ませんので、あまり置いておりません。
 お酒の予約の時に、純米酒の美味しいのを選んでおいております。

投稿: そばがき | 2007年11月20日 (火) 12時16分

日本酒は好きですが、冷やが無難ですね
やはり、お燗にすると、独特なにおいがきつくなるのがあって。
それにしても、たくさんのお酒を仕入れていらっしゃるのですね。

投稿: あすとろ | 2007年11月20日 (火) 05時45分

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