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蕎麦の刈り取り

 昨日、蕎麦の刈り取り作業をした。刈り取り作業といっても、今回は、変わった方法を取った。それぞれの蕎麦の茎は実の入り方の時期が違うことは、以前書いた通りである。

 おなじ茎につけた実であっても、受粉時期でも違う。実の熟し方が米やその他の穀物と決定的に違うのである。

 いっきに刈り取らずに、未塾なものを残して、 熟したものから一本ずつ、鋏で切ったのだ。こんなことは初めての経験である。Cimg3470

 少ないから出来る方法である。未塾なものはもう少しあとに刈り取ろうと思う。こうすることによって、品質は一定になると考えてのことであるが・・・果たしてどうか?。

 店の周りに蒔いた蕎麦なので多くはない。せいぜい3升も取れればよいだろう。
それくらい少ない。

Cimg3467

 

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風塵雷神屏風 IN 東京国立博物館

 若いときから見たかった風神雷神の図。やっと念願がかないました。

 今月の初旬、静岡に行った帰り道、上野の東京国立博物館平成館で行われている、大琳派展の会場でした。
  タイミングがよかったのですね。10100003


  今年は江戸半ばに活躍した絵師、尾形光琳の生誕350年に当たるそうです。それを記念しての展覧会でした。

 作品は初代本阿弥光悦から始まって、俵屋宗達、尾形光琳、尾形乾山、酒井抱一、鈴木基一と時代に沿っての展示。国宝あり、重文ありで見応えがありました。

 どうしても見たかった俵屋宗達と尾形光琳作と風神雷神屏風でしたが、残念なことに宗達がありません。
 
 俵屋宗達の風神雷神屏風の模写である尾形光琳(4枚屏風)のもの。そして、鈴木基一(8枚屏風)のもの2点の展示でした。

 スケールが大きい基一の8枚屏風は、その空間を利用した風神雷神の配置と描写に圧倒されました。


  宗達と光琳の屏風だけの知識しかありませんでしたが、この展覧会を見て、風神雷神屏風は俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一、鈴木基一の4作品があることがわかりました。

 私淑で繋がっている琳派の特徴を遺憾なく発揮しております。

 私が行った日は、4作品揃い踏みはありませんでしたが、現在の展示は4作品がそろって展示されているそうです。

 大琳派展は11月16日(日)まで。

 こんな機会はまたとないと思われます。もう一度行ってみたいものです。

   

 

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秋深し 柿実る

 澄んだ秋の空をバックに柿の実りの赤が印象深い。

 今年は珍しくへた虫にも食されずに何十個も実った。Cimg3435 (写真右は甘柿)

 甘柿と渋柿の違いは渋み成分「タンニン」が口の中で溶けるかどうかできまるそうです。

 溶けると渋くなり、溶けなければ甘くなります。(参照・・果物ナビ)

 この柿は祖母が植えたもの。西村早生のようです。果肉にゴマ(黒い斑点)が入ると甘くなった証拠で、ゴマが無い部分は渋いですね。Cimg3455

 屋敷内には、何本かの柿木が残っております。裏の竹林には一番古いあおさ柿の木がいっぱいの実をつけました。

 こちらの木も最近はこれだけの実をつけたことがありません。

 今年は気候が柿にあっていたのでしょうか。

 おまけ・・・店の後ろにあるざくろです。ルビー色の実が綺麗です。Cimg3450

 

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卒業50周年クラス会

 先週、2年ぶりのクラス会に出席した。

「いやー久し振り。何年ぶりかねー。」と挨拶するクラス仲間もいたが、大半の出席メンバーは顔見知りの者だけになってしまった。

 日立まで宿泊先のマイクロバスが迎えに来てくれた。道すがら、恩師との話が弾んだ。
「どこのそば粉を使っているのですか。」と恩師。「北海道産のきたわせとひたち秋そばです。」と答える。

 「お店を続けるのは大変でしょう。口コミで評判を取るといいですね。」と恩師。 「無理せずに、マイペースでやっていますから。」と私。
 大正15年生まれ、82歳という高齢でもかくしゃくとしている。

 棚倉街道を車が走るなかで、しばし蕎麦の話が続いた。Cimg3426
 
 恩師の学生時代に話が及ぶ。昭和19年の晩秋、軍事訓練の折、この里美から大子を抜けて一泊し、田舎の人達に手厚く持て成された話を聞かせてくれた。

 そうこうしているうちに、宿舎の「湯遊らんど はなわ」 に到着した。

 夜の宴会に花が咲く。

 「卒業して50年目ですね。」との幹事の挨拶に、出席者全員が「えっ! もうそんなに経ったの?。」とびっくり。

 朝起きると、雨。 帰りは益々激しくなる。「折角来たのだから、帰りは袋田の滝を見学しましょう。」と幹事が同意を求めるように言う。Cimg3430

 ちょっとこの雨では?と思っていた私も、「そうですね。雨も一興でしょう。」と恩師の一言で、見学をすることになった。

 このときの、滝の形相というか様子がすごかった。悪天候でなければ、決して見れない情景である。
 「筆舌に尽くしがたいですね。」と恩師が言う。本当にそうだ。すごいの一言。

 秋の紅葉を見ることは出来なかったが、この光景は忘れることが無いだろう。

 卒業50周年の思い出になった。

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ウコッケイの初卵

 昨日の朝、コッコッコー! コッココ!と繰り返し鳴くので、小屋に行って見た。Cimg3418

 なんと、小屋の隅に小さな白いものが。「卵だー!」と叫んだ。

 入り口から、一番奥のところにあったので、手の長さでは届かない。さて、どうしたものか?。

 蝶を取る網があったのを思い出した。これで掬い取った。まだ暖かい。どの鶏が産んだかはわからないのだが、「すごい! すごい!よく産んだねー。」と声を掛けてやった。

 小さな薄ピンク色の健康そうな卵である。妻に見せると「待ちに待った卵ねー。」うれしそうに言った。

 今朝も産んだので、妻と一つずつ食べた。見てください!。この健康そうなプリンとした卵を!Cimg3416

 最初の雛が孵ったのは、確か3月30日のはずである。それから、6ヵ月半で産み出した。あとの二羽はまだ産まない。

 楽しみに待っているところである。

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店の障子張替え

「もう5年経ったのねー。破れて汚くなったわね。」Cimg3413
「張り替えましょうよ。」と妻。
 この言葉に押されて、昨日、やっと、やらなければと思っていた障子の張替え作業を行った。

 バケツに水、布巾と刷毛を用意した。障子の桟を妻は布巾、私は刷毛で濡らしていく。

 暫らく放置しておくとすっとはがれる。「これって面白いねー。」と私。

 残っていた紙の汚れを布巾でふき取るときれいになった。

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 チュウブから糊をだして、指先で塗って、障子を貼る。
 昔の障子(この障子は明治時代のもの)は桟が多くて作業が手間がかかるのだ。

 糊を水で延ばして、刷毛で塗る作業に切り替える。これでスムーズな作業になった。

 余分なところをカッターでカットする。

 午前中は4枚仕上がった。

 午後3枚。結構時間はかかったが、障子を入れると、部屋が明るくなり、見た目もきれいで気持ちがよい。

 考えてみ見ると、店は平成15年12月にオープンしたのだ。障子が痛むのも不思議ではない。Cimg3414

 今週のお客様は、気持ちよくそばを食べてくれればありがたい。

 

続きを読む "店の障子張替え"

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蕎麦の収穫近し 60日目

 「暑くて大変、大変」と思いながら、蕎麦を蒔いてから、Cimg3407早いもので、60日目になった。

大雨や台風に遭って倒れているのもいるが何とか頑張ってくれた。まだ、グリーンの実が多いが、所々に、しっかりとした黒い実が付いてきた。

 葉も黄色く色づき始めて、収穫を迎える準備に入ってきた。今年の蕎麦の香りや旨みはどうであろうか。この時期になると、気になりだすのである。

 蒔いたそばは、ひたち秋そばという品種で全国のそば屋でも、評価が高いそばであるが、果たして今年の出来はどうであろうか。Cimg3409

  収穫を迎えて、一番神経を使うのは、刈り取る時期なのである。

 さてこれから、何日目で刈り取ろうか?。

 

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ドライブ日和 懐かしいお客様

 珍しく金曜、土曜と店は一杯になった。

 金曜は「昼食は度かがいいか探していたらと、ネット検索した知りました。」と出張してきた東京のお客様。

 水戸からきた方はドライブ途中での昼食。こちらもネットで見て尋ねて来ました。

 やっと秋らしくなってきて、快晴の一日。旅心を誘ったのでしょうか。

 土曜日の最初のお客様は珍しい方が、いらっしゃいました。以前、私が勤務していた高校の元同窓会長のS夫妻。お会いするのは何年振りでしょうか。

 忘れずにいてくれたのですね。有難いものです。

 今年3月、50周年の同窓会が開催されたとのこと。懐かしい話に花が咲きました。

 そして、千葉から、こちらは、卒業生のO夫妻。札幌の高校の水泳部の監督をしたときの最初のキャプテン。
 勤めの関係で、広島、松山、札幌、名古屋と回ったそうです。今は、千葉に落ち着いたとの事。高度成長期のサラリーマンは大変でした。

 懐かしい人達が訪ねてきた一日でした。

 

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禅味蕎麦 宮本

 ちょっと迷って、宮本に着いた。

たて屋左に入り口がある。暖簾をくぐると、歩いてきて少し汗ばんだ体に、ひんやりとした空気が気持ち良く感じる。

 入ってすぐ土間になっている。昔の民家を思わして、懐かしい雰囲気を醸し出している。入って直ぐに、女将さんに「どうぞこちらへ。」との案内に従って、左手奥の間に通される。

 こちらの部屋も、太い曲がった梁などで天井が支えられており、古民家の作りに感心させられる。

 量が少ないと聞いていたので、失礼かとは思ったが「お蕎麦の量は?。」と尋ねる。女将さん曰く。「三枚くらいは、すっと。」

 まずは、せいろを一枚と汁なしで追加を一枚をお願いした。量は確かに少ないが、盛られた蕎麦は細く瑞々しく美しい。

 池の端藪で修行した兄弟弟子の竹やぶ阿部氏の言葉を思い出した。「盛り付けは、三箸半。」箸でつまんで、三回半で食べる。そばがおやつの時代の話かと思っていたが、ここ宮本ではこの流儀に従っていた。

 蕎麦二枚をあっという間に、平らげて、今度は、手挽きの田舎を頼んだ。この日はそれほど込んでいなかったので、直ぐにそばが出てきた。

 笊に、すっと盛られた姿がなんともいえない。せいろと同じく細打ちで、玄から丁寧に挽いたのであろうそば殻が浮かぶ見事な蕎麦である。

 これほどの蕎麦を見たことが無い。太野祺郎著「蕎麦の薀蓄」に蕎麦の禅味、俳味の話が載っていたが、まさしくこれだ。

 料理は舌で味わうだけでなく、盛り付けや色そして器など、見ても味わう。この建物の醸す雰囲気にひったりのそばであった。

 そばとは単純なのもである。そば粉に加水をし、練って、板状になったものを切る。この単純な蕎麦に、これほどまでの思いが込められているとは。

 頭が下がった。

 もう一つの驚きは、そばつゆである。江戸前の辛口。これが藪系の汁。浅草 並木にしても上野藪、池の端いずれも、辛口である。

 宮本の汁はこのいずれとも違う。もちろん、鰹節出汁の臭さや醤油臭さは微塵も無い。

 この汁に、田舎をほんのちょっとつけて、手繰るとなんともいえないものだ。私なども、そばの香りを気にする一人であるが、この蕎麦を食べるとそんな意識はどこかに行ってしまう。それほど完成度が高い。

 蕎麦湯を注いで飲むとよくわかる。宮本の蕎麦湯は澄んでいる。最近は、どろっとした蕎麦湯が好まれるようだが、これでは、本当の汁のよしあしはわからない。

 蕎麦を茹で上げた湯をそのまま用いるのが宮本のやり方であった。

 宮本は店内撮影が禁止であったのが、支払いをするときに判った。「蕎麦の写真を撮ってしまいました。」というと、「今度だけということで。」とにこっと笑った女将さんに、頭を下げて帰途についた。

 このブログを書きながら、もう一度尋ねていこう。できれは、一度宮本氏の蕎麦に関する思いなどを聞きたいと思う。

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ウコッケイの小屋増築

 三ヶ月ぶりで、母鶏が卵を産んだ。9個産んだところで、抱えに入った。Cimg3401

 「同じ雛を孵すのは、よくないのでは?。」と妻が言うので、従兄弟から、黒いウコッケイの卵をもらって、抱えさせることにした。

 5ヶ月前に生まれた雛達ももう立派に大きくなり、そろそろ卵を産みそうなのを見て、妻が「小屋を増築しましょう。」いうので、一昨日、昨日をかけて、増築した。

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 右の新しい部分が増築したところです。基礎が不安定ですが、あとは結構うまく行ったようです。

 増築した小屋に、移そうとすると、母鶏が逃げ出して、捕らえるのに、一苦労した。何とか網で捕らえて、小屋に移した。

 しばらく興奮してか抱え込まなかったが、1時間ぐらいして、やっと抱えるようになった。

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藪蕎麦 宮本 そのⅡ

 大井川を見ながら谷口橋を渡る。更に行くと東海道新幹線の下をくぐる。

六合駅から、4キロ付近に差し掛かって、運連士さんが「次で降りて歩いていてください。」という。

 「この方向で大丈夫だろうか。」とちっと不安になりながら、歩く。見渡せば、住宅街の中に、まだ田んぼが点在するところであった。Miya01

 道に迷ったので、付近お方に聞いて、やっと到達。ここが 藪蕎麦 宮本。
街道筋の車がひっきりなしに通るところであった。
 後でYUKAさんのブログで知ったのだが、車で行く方にはわかり易いという。東名高速吉田ICで降りて、34号を北上するらしい。

 本当に、車が無いと不便だ。

 続く・・・

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藪蕎麦 宮本

 静岡には何度も行っているのに、なかなか行く機会がなかった 藪蕎麦 宮本 に

やっと行くことができた。

 dancyu 2007年8月号 日本一うまい店集めました に蕎麦の部として「藪蕎麦 宮本」が、紹介されていた。

 特にこの雑誌を読んでからは、どうしても行ってみたいそば屋の一軒になっていた。

 このそば屋は島田市舟木にある。地図帳で調べると、東海道本線の六合駅で下車して

バスで行くと分かりやすいと判断した。

 「車が使えないのが残念だなー」などと考えながら、静岡駅より、島田行きの列車に乗り込む。

 約25分で着いた。東海道本線に乗ったのは、何十年かぶりのこと。「こんな駅もあったのかー」と思いつつステップを降りる。駅前は、大きな建物らしいものはないローカル色豊かなところであった。

 「初倉中学に行くバスはありますか。」と、通りがかりの方に尋ねると「あることはありますが、1時間に1本くらいですよ。」と教えてくれた。

 うまくバスが来てほしいとの願いがかなったのか、バスを待つまでも無く直ぐに来た。
 本当にラッキーであった。Miya05

 乗って直ぐに運転手さんに初倉中学の行き先を聞くと「方向がしこし違いますので、500メートルほど歩くかもしれません。」と教えてくれた。

 大井川に架かる谷口橋を渡っていくと。

 続く・・・・

 

  

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蕎麦の実り 50日目

 今週の月曜日から、義母の様子伺いに静岡にいっていた。

目がだいぶ悪くなってきて、近くに行っても、誰が来たか判らないのだが

声を聞くと、娘の声や私の声はよくわかる。

 先月で義母は93歳になった。頭のほうは、それほどボケているわけでもなく

話が分かる。

 私が手を取って、話しかけると「遠くからよく来てくれたねー」とうれしそうに

話しかける。今年の春までは、車椅子の世話にもならずに、歩いていたのであるが

転んで骨折してからは、車椅子の生活になった。

 「気持ちだけはしっかりしなくてわね」と帰り際にいった言葉が胸に刺さった。081012_07360003

帰ってきて、そばの様態はと見ると、数箇所にもう黒い実をつけていた。いよいよ

実りの季節に突入である。

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無篩いのそば粉で打つ

 先日は、自家製粉した無篩るいのそば粉でそばがきを作ってみたが、今度は

この粉で9割の蕎麦を打ってみた。Cimg3373

 超粗粉といっても、丸抜きなので、舌触りはざらざら感はない。麺は弾力があり、プリンとしていてしっかりとした食感がたまらない。

 数回噛むと、新そばのほのかな香りと甘みが口の中でゆっくりと広がる。自家製粉する石臼を持っていないとこの快感は味わえない。

 

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 とは言え、こんなことをやっているうちは

素人の域を出ないだろう。

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