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辛汁さんの労作 電動石臼のテスト

 石臼の専門家でない 辛汁さんが一から初めてよくここまで仕上げたものである。

 脱帽というほかない。

 丸抜きをそば粉にするにはまったく問題がない電動石臼であるが、私の場合は、玄蕎麦から
そば粉を作るようにしている。

 そのためには、テストをしながら、玄蕎麦用にあうように、手直しをする必要がある。

 辛汁さんが、手塩にかけて作った臼を手直しするには忍びないが、玄蕎麦から良い粉を
作り出すためには、どうしても作業を行なう必要があった。

 そのテスト状況の報告である。


 電動石臼 テストその2(1月21日)
 本日は、常陸秋そばでの事例を紹介いたします。

 1.常陸秋そば(荒川アグリ産)
   投入量 100グラム
   回転数 10回転(20Hzに設定)
   挽き時間 約4分(玄を投入してから、玄がなくなるまでの時間;投入したものが
          すべて挽き終わったかは定かでない。・・目安時間)

   挽かれた量  98グラム
   篩 12メッシュ 77グラム 末粉(黒皮部分含む) 21グラム
      24メッシュ 49グラム 残り28グラム

 2.常陸秋そば 水洗い・天日干し(荒川アグリ産)
   玄の条件は同じ

   挽かれた量  97グラム
   篩 12メッシュ  87グラム 末粉(黒皮部分含む) 10グラム
      24メッシュ 62グラム 残り 25グラム

 1と2を比較して、今の段階では検証に値しないが、参考として比較してみよう。

 イ.篩 12メッシュ(金笊)で篩った場合
   1の場合 77グラム
   2の場合 87グラム 
   この違いは何か。挽かれた黒皮に違いを見ることが出来る。2の場合のほうが黒皮が
   細かく惹かれている。ここから予測できるのは、挽かれにくい甘皮部分も挽きこまれていると
   いうことである。

 ロ.篩 24メッシュで篩った場合
   1の場合 49グラム
   2の場合 62グラム
   ここでは、23グラムと大きな差が出た。明らかに、1の場合は甘皮部分や胚珠が
   十分に挽きこまれないことが原因であろう。
  
 電動石臼 テストその3(1月22日)
 
 1.丸抜き キタワセ(幌加内 北村そば製粉産)
   投入量 100グラム
   回転数 10回転(20Hzに設定)
   挽き時間 約3分30秒 
   12メッシュ 91グラム 残り11グラム(玄を挽いた後、行ったので黒皮交じり)
   24メッシュ 76グラム 残り15グラム(これは二度挽いいた。)

   前日の玄蕎麦とは明らかに違う。
   常陸秋そば(荒川アグリ産)   49グラム
   常陸秋そば 水洗い・天日干し 62グラム 
   丸抜きキタワセ          76グラム
 2.回転を15Hzにセットして 常陸秋そば(荒川アグリ産)玄を挽く。
   投入量 100グラム
   回転数 15回転(20Hzに設定)
   挽き時間 約6分

   挽かれた量  102グラム
   篩 12メッシュ 84グラム 末粉(黒皮部分含む) 19グラム
      24メッシュ 59グラム 残り27グラム

   前日1でしたテストと比較した場合、回転速度を低くすると、当然、回収率は
  多くなってはいるが、期待したほどではない。

 3.手挽きの場合(常陸秋そば荒川アグリ産)
   投入量 100グラム
   回転数 12回転(正確ではない)
   挽き時間 約8分40秒 
   12メッシュ 86グラム 残り16グラム(黒皮は大半)
   24メッシュ 76グラム 残り9グラム

   1のテストでは常陸秋そば(荒川アグリ産)は24メッシュ 49グラムなので
  今回の手挽きでは24メッシュ 76グラムとまったく違う結果が出た。

  さて、この違いはどこから来るのか。
 電動石臼で玄を挽く状況をよく見ていると、上臼が少し浮く状況になる。 上臼の重さは、手挽きうすと比較してもほぼ同じである。
 となると、やはり、主溝と副溝、含み、投入口の違いによるものであろう。

 上臼を取り外してみてみると
  電動石臼は
Isiusut01

Isiusut03
電動石臼の下臼の表面には、甘皮部分がこなれないで、中心部も円周部にも同じように残っており、
粒子を外側へと導く役割が主溝と副溝は上手く果たしていないようである。

  手挽き石臼は
Isiusut02

 手挽き石臼の下臼の表面みると、中心部付近には玄割れの大きいものが残っているが、円周部はより小さくなっていることが判った。、
 粒子を外側へと導く役割が主溝と副溝は上手く果たしているようである。

 電動石臼を玄蕎麦をより挽けるようにするには、中心部の主溝と副溝をより深く大きくしなければ
ならないかもしれない。

 もう少し、テストを繰り返してから、手直し作業を再び始めryとしよう。

  

 

 
    

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