そば処 暁山
新そばの香り
9月、北海道地方に始まって、11月中旬は九州地方で、秋の新そばの収穫は終わる。
今では日本国中、どこでも秋新が食べられるのである。
昔、初物好きな江戸っ子は秋新と聞けば、香りや風味にひきつけられて、そば屋に駆けつけたらしい。
さて、新そばの香りとはどんな香りであろうか?。そんな疑問を持ったので、少しそばの香りについて書いてみようと思う。
酒には立ち上り香や含み香という概念があるが、蕎麦に当てはめるて考えると、理解がし易いのではなかろうか。
まず、蕎麦の立ち上り香は。
一般的には、蕎麦粉に水を注いで水回しに入ったとき、フワーと上がるそばの香り(若草を干したような香)をさすのであろう。
私は、蕎麦にはもう一つの立上り香があると考えている。それはどうゆう状態か。玄蕎麦を挽くときに、フワーとそばの香りがする。新そばはこの香が強いものである。
残念ながらどちらも、お客様はこの香は経験することは出来ない。
お客様が、新そばの香りを経験するのは、蕎麦をズズーと啜って食べるときである。
そのとき、喉越しのよさと鼻に抜ける含み香を楽しむのである。
もっと香を楽しむには、喉越しのよさを犠牲にして蕎麦を噛んで、飲み込む。風味と香を同時に楽しめると思うのですが・・・。
これば邪道と言う方もいます。
あなたはどちら派・・・?。
今年裏の畑で取れた蕎麦は収穫量は少なかったが、香と風味がよい蕎麦が取れた。蕎麦を挽くときに
本当によい香がする。
打ち上げたそばは風味も良く、お客さまに好評である。
先週も忙しかったが今週も?
先週、金、土、日と忙しい日が続いた。
先々週、先週と日曜日は前日に、予約で一杯になった。
珍しいことは続くものである。今週の土曜日も一杯である。こんなこと一年を通じて、滅多にあるものではないのだが・・・。
遠方からのお客様もそこそこ来る様になってきた。紅葉の季節、近くに紅葉スポットがあるので、食事をしてから観賞ということらしい。
理由は何なのであろう?。紅葉を見てついでに蕎麦でも食べようか。・・・でなく、美味しいそばがあるらしい、ついでに、紅葉を見て帰ろう。
こんなことになったらいいのにと願いながら、蕎麦を挽いている。
いい玄そばは石臼で挽いていると、蕎麦の香りが立つ。新そばの頃でなくてもである。昨年の蕎麦を新蕎麦と比較して遜色がないほど香りがいい。
さて、珍しい話題をもう一つ。
先週金曜日のことである。
札幌時代の同僚たちが忙しい合間をぬって訪ねてきてくれた。
生徒達が北海道の代表といて、全国産業教育フェアに参加するのだと言う。
昔の話に花が咲いたのは言うまでもない。
電子機械科を北海道の高校に、初めて設置してころのことを思い出し、ものづくり教育の大切さや楽しさ、創意工夫したことが話題となった。
まだ、私が40代後半のころ、20年前の話である。
同僚たちはいくつになったのだろうか。気になって聞いてみた。 一人は50代後半、もう一人は50代になったばかりという。
教員として、円熟味を増す年頃である。全国の工業高校は、いま、難しい局面に差し掛かっているが、
お二人の頑張りに期待したいと願うものである。
秋 本番間近
茨城でも、そろそろ紅葉の季節が近づいております。
奥久慈大子の袋田の滝の紅葉、北茨城の花園渓谷の紅葉。この近くでは、高萩市の花貫渓谷いずれも、色鮮やかに山々を彩ります。
今月下旬からは見ごろになるかもしれません。
秋めいてきたせいか先週の金・土・日は忙しい日が続きました。ちょっと疲れ気味です。
11月にはいると、茨城県の誇る常陸秋そばの新そばが出回ってきます。そばの好きな方だけでなく、新そばを求めて大勢のお客様が茨城に押し寄せるといいですね。(写真は店に続く小道と渋柿)
常陸太田市では毎年、11月上旬に新そば祭りが開催されます。楽しみにしている方もいると思います。
私も何回かお邪魔したことがありますが、当店は週末の営業なので今年もいけません。
新そば祭りに負けないように頑張りたいと思っております。
蕎麦ブログ仲間 遠方より来るあり
まだ会ったことはなかったのであるが、ブログで数年お付き合いがある京都の辛汁さん(食感 by京都)と奥丹波のそばんちさん(奥丹波 ソバンチ)が、昨日、わざわざ当店を訪ねてくださった。
蕎麦は人を繋ぐ。といわれているが、「本当なんだーなー。」としみじみ実感した。
でも、期待してきてくれても、期待を裏切るようなことになりはしないだろうか。
合うことの嬉しさよりも「期待を裏切ってしまったら。」 俗に言う「はずれ!。」になってしまったらどうしよう。
こんな不安が脳裏をかすめた。
辛汁さんは、言わずと知れた手厳しい辛口の評価で有名な方である。そばんちさんはお蕎麦屋さんである。
普段でも、お客さまにいかに美味しいそばをお出しするかが、命題なのだが・・・。
蕎麦に拘るお客さんは、よきにつけ悪しきにつけ、打ち手とは緊張間を保ち、お互いをアウフヘーベンするのだ。
普段にも増して、いい加減なものは出されない。この緊張関係が、美味いそばを生み出す原点になるのだ。
昨日は、団体さんも居合わせたので、朝早く蕎麦を挽き、打ちに入った。打つそばは普段、店に出している二八蕎麦、まずは1.5キロを打った
次に、丸抜きを挽いた無篩の十割蕎麦。さらに、玄を挽き24メッシュで篩った九割の蕎麦。ただし、あるものを少量ブレンド。これが、蕎麦の風味を最大限に引き出す。
「何をブレンドしているか、食べて分かりますか。」と失礼を省みずに、質問する。
後で反省しきり。
「ブレンドはわからないが、この蕎麦 迫ってくるね。」と辛汁さんが一言。
そばんちさんも首をひねる。
まだ、店には出していないが、私が一番好きなそばは、このブレンドした蕎麦なのだ。
お二人にはこの謎解きをした。
さて、普段出している蕎麦の評価はどうだったのであろうか。ぜひ、辛口の評価を聞きたいものである。
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